Just What I Like

好きなものについて140字以上で語りたい時に書きます

ポワロさんで学んだ英語| King’s ransom

私はDavid Suchet版・名探偵ポワロシリーズが

大好きです。

 

そして好きなドラマや映画、洋楽などを

ディクテーションの材料にすると良いと知り、

ポワロさんの何話かを

ディクテーションしてきました。

nora2010.hatenablog.com

 

最初にディクテーションしたのは

やはり第1作目「コックを捜せ」

原題は "The Adventure of the Clapham Cook"

ちょうど1年前の冬に勉強していました。

 

1年も経つと忘れた単語がたーくさん・・・

ここで復習を兼ねて

なるほどと思ったものや

面白いと個人的に感じた英語表現などを

取り上げたいと思います。

 

「コックを捜せ」のストーリーは

『姿を消したコックを探して欲しい』

依頼が来る。

気が進まないポワロだったが、調査を始めると

銀行員の大金持ち逃げ事件とのつながりに

気づき・・・

 

知らない単語は

もちろん無数に出てきましたが、

まずはこのフレーズ

King's ransom

直訳すると「王様の身代金」

ransom は、カタカナでランサム、

ニュースなどで最近よく聞く

ランサムウェア」は

ransom+ softwareの造語です。

 

King's ransom を辞書でひくと

やや古い表現らしく

"a very large amount money "(大金)

 

ポワロさんの「コックを捜せ」では

ヘイスティングス

"That's a King's ransom, Poirot"

と言っています。

 

日本語字幕だと「国王の身代金って額だね」

と直訳寄りにされてますが、

このあとにポワロさんが

"When it is used to ransom a king,it becomes interesting to Poirot."

(国王の身代金に使われたらポワロも

 乗り出します)

ヘイスティングスとポワロさんが

フレーズとしての意味と直訳を

織り交ぜて会話しているんですね。

 

このKing's ransomを知った後、

Jeremy BrettSherlock Holmesを観ていたら

また遭遇しました。

 

The Return of Sherlock Holmes

"The Priory School"の終盤

依頼人から調査料の小切手を渡された時に

"This is the King's ransom"

とホームズが言っています。

 

俳優aha体験という訳ではないのですが、

覚えた単語やフレーズが

また別のドラマのセリフで聞いて

しかも初見で聞き取れると

ちょっとゾゾッとします(良い意味で)

 

俳優aha体験は私の造語です(たぶん)

nora2010.hatenablog.com

 

たった一単語・フレーズだけなのに

頭に入ってると実感しただけで、

四十路前の私でもまだ脳細胞死んでないな、

と嬉しくなります。

(この気持ちが

 学生時代にあればよかったんですが)

 

ちなみに、その時の国家元首

KingでもQueenでも

King’s Ransom としか言わないようですね。

国王や女王のいない国、アメリカなどでも

使うのでしょうか・・・

 

 

DavidSuchet版の名探偵ポワロ

JeremyBrett版 SherlockHolmesは

制作がかぶっている時期がありますので

ここでも俳優aha体験し放題ですね。

 

”The Priory School"の依頼人

The Duke of Holdernesse を

Alan Howardが演じていますが

ポワロさんの「夢」(”The Dream")では

Benedict Farley と Hugo Cornworthyの

二役演じています。

ロードオブザリングも昔映画館で観たので、

 声はお聞きしてるはず。)

 

名探偵ポワロシャーロック・ホームズ

どちらのドラマも子供の頃に

なんとなーく見たことがあるなぁと

記憶があります。

 

近年、英語の勉強を始めた頃

好きなジャンルを教材にしたいと思い、

私の好きなものはなんだろうと考えました。

 

子どもの頃から

ミッションインポッシブルや007など

アクション映画が好きでした。

 

しかし、アクション映画だと

セリフが比較的少ない。

 

そんな時にNHKのBSで名探偵ポワロ

再放送がされていました。

(常に再放送されてる気がしますが・・)

 

見始めるとなんだか懐かしくなりましたし

推理・謎解きのセリフは

英語の勉強になるなぁと気づきました。

 

名探偵ポワロ

Tom Hughesの"The Game"など

好きなドラマのセリフを

ディクテーションすることで

いつの日か

相当な単語数が頭に入るのではないかと

勝手に思っています。

 

時間はかかるし、傍からしたら

地味すぎる勉強方法なのかもしれませんが

モチベーションは全く下がらないので

引き続きこの方法で

学習続けていきたいと思います。